スシローが好きなので、おすすめのネタを語る
スシローが好きです。スシロー。
回転寿司業界の進化は目を見張るものがあるけれど、その中でもスシローが好きだ。
まず100円皿の種類が多い。
基本は順当に抑えているし、期間限定ネタでは大トロや鰻などのネタも100円になったりする。ネタも回転寿司にしては新鮮だと思う。
次に変わり種メニューが豊富。
ハンバーグや牛カルビなどの肉寿司系。アボカドロールなどのカリフォルニア系、バジルチーズなどのイタリアン系など、ジャンルも盛り沢山!
ハンバーグがキワモノメニューの時代はね、もう終わったよ。さらなる妙ちくりんなネタが日々登場していて、嬉しい。
サイドメニューも隙がない。
特筆すべきは揚げ物の美味さ。注文してから揚げてくれるのは嬉しい。さくっとからっと。スシローの揚げ物をつまみに、お酒を飲んでる人も少なくないんじゃなかろうか。
どん尻に控えしはデザート。
スシローカフェ部と称し、スシローをカフェ代わりにお使いくださいというPR活動も行っている。全体的に安くて美味いが、選択肢に困ったら、180円のカタラーナアイスブリュレ食べておけば問題ない。
期間限定コラボメニューの話になってしまうが、ギャル曽根コラボのパフェはめっちゃ美味かった。復刻求む。
まあとにかく安くて美味いから、みんなスシローに行って寿司充しよう。
ここからは、わたしが好きなスシローの寿司ネタを紹介していく。
生魚が苦手な方も、回転寿司を普段利用しない方も、足を運ぶきっかけになったら嬉しい。
〆真サバ・〆真サバ(ごまネギ)
スシローに行くと、開幕1皿目は大体この子たち。
酢の風味はそれ程強くなく、サバの上品ながらも肉々しい味わいが享受できる。
脂がのったネタに含まれるんだろうが、脂というより魚のコクが感じ取れる。控えめながらも甘美なコクだ。
ちなみに焼き鯖というネタもあるが、これは最早焼き魚だろうと思ってまだ食べていない。でもきっとこちらも美味いはずだ。光物繋がりで、限定で登場したりするアジも美味いので、双方ご賞味あれ。
活〆真鯛
期間限定で2貫100円で登場することがある、末恐ろしい一品。
幼少期に家族で山登りツアーに参加した際、ツアー客の女性がタッパーいっぱいに鯛とイカの刺身を持参。昼食時に「たくさん食べなさい」とわたしにも声をかけてくれた。イカ刺に露程の興味も持てなかったため、鯛ばかり食べまくったその瞬間から、鯛がめちゃ好きだ。100円で気軽に食べれるネタではないので、本当にありがたい話である。
淡泊ながらもしっかりした後味。舌に残る余韻も上品で、華麗だ。くどさがないので、1皿、2皿、と食べ続けていられるだろう。
鉄火巻
魚の脂が苦手イコール、トロが食べれないため、マグロといえば赤身ばかり食べている。スシローのマグロは食べ応えがあるので、ついつい頼んでしまう。噛むとねっとりとした身から、赤身の旨味を感じられる。
上まぐろの握りもいいが、わたしは鉄火巻き。ミニサイズの巻き物が4本のっているので、咀嚼する回数が増え単純に満足度が上がるというのが1つ。シャリとマグロと海苔の風味が好きというのが1つ。あと巻き物は手が汚れないので、手でつまんで食べるのがレジャー感があってよい。
たまにスジが入っていて噛み切れない子もいるが、それはご愛敬。
えびバジルチーズ
変わり種系。 ボイルした海老の身の上に、チーズとバジルソースをのせて表面を炙っている。バジルソースといっても「バジルマヨネーズ」風味なので、不思議とシャリと相性がよい。
まろやかなチーズとマヨ的な味わい、食欲をそそるバジルの香り、そして大らかに彼らを包み込む万能海鮮、エビ。ジャンキーでいたずらっ子な味はもっと評価されてよいと思うんだ。
かぼちゃの天ぷら
かぼ天の何がいいかって、やっぱり安さよ。100円でアツアツの揚げ物が食べれるって最&高。薄衣がサクサクとして触感もよいです。
かぼちゃの形は薄切りで、あっさりとした風味。元々、かぼちゃのべとっとした甘さが苦手だったのだが、スシローのかぼ天は食べやすくて、ついついラスト2皿辺りで頼んでしまう。
0円で注文できる天つゆに浸けるもよし、回転レーンで流れてくる塩をつけるもよし。わたしは両刀しながらも、結局塩派。
言うことなし!……だったのだが、ここ数か月でかぼ天の切り方が変わってしまいしゅんとしている。
以前はマラソンのスタート地点にあるようなアーチ型というか、綺麗な半円の虹というか、正式名称はわからないが、とにかくそんな形のかぼ天が4つ盛られて給仕されていた。
今現在は、半円の虹をさらに半分にしたかぼ天が、5つ盛られて給仕される。
実質量が減っ……いや、こんなご時世だし、コストカットには文句は言わない。でも、揚げ上がりの味は前のほうが上の気がするんだよなぁ。また今度食べてみないと。
それはそれとしても、100円でこの味は十分すぎると思うので、揚げ物が恋しくなったら頼んでみるべし。天つゆと塩を忘れるな。
かにカマ天にぎり
揚げ物系のネタ。からっと揚がったカニカマ天にマヨネーズをトッピングして、シャリの上にどん!これが2貫ついてくる。
1貫がそこそこ大きめで、外観よし。期間限定でジャンボカニカマ天にぎりってのが登場したこともある人気メニュー。
カニカマ天は外側はカリっと、中はふっくらして、カニカマのジューシーで優しい甘さが堪能できる。カニカマってあまり好んで食べてこなかったのだけれど、この握りで好きになりました。そのまま食べてもよいし、かぼ天同様、塩で食べるのもおススメ。
シャリとも相性は悪くないが、正直なところ毎回シャリをひっぺはがし、カニカマ天オンリーで食べている。揚げ物好きは食わず嫌いせず食べてみるべし。
えびアボカド
スシローの中で最も美味しいネタは、この方だと思います。えびアボカド。
こんなに美味いネタがあるのかと、ほんに感服してますのよ。
調べてみたら、スシローがえびアボカドの元祖なのだとか。それでか。
シャリの上から、ボイルエビ、アボカド、オニオンスライスと積み重ねていき、最後にマヨネーズをトッピング。
はしで持つと、もりっと盛られたオニオンスライスがボロボロ落ちるんだけど、それに構わず醤油につけ、一口で頬張る。途端に口の中に広がる、えび・アボカド・マヨの重厚なハーモニー。マイルドなのに濃厚なコクが、混然一体となって押し寄せてくる。オニスラのシャキシャキとした歯ごたえがよいアクセント。
最後にネタから落ちて醤油に浸ったオニスラを、ちょんちょんとはしでつまんで口の中へお片付け。これにもマヨが絡んでいて、醤油のしょっぱさと相まって美味しい。
えびアボカドのオニスラは、もりっと盛られているのに全然辛くないの。
アボカドは影の主役。食感がとろりとしてるから、咀嚼してるうちにその味わいだけ残して、姿を消していくの。
も~~~~~、何でこんなに美味しいのか訳がわからない。食べて。
いかがだっただろうか。
えびアボカドの美味しさを伝えたいと思い立ち記事を書き始めたが、存外長くなってしまって戸惑っている。
気になるメニューがあったらぜひスシローに行き、新たな味覚の扉を開いてみてほしい。
ありがとうスシロー、そしてこれからもよろしく。