いちアメトーークファンが雨上がり決死隊解散について思うこと
ABEMAで放送された「アメトーーク特別編 雨上がり決死隊 解散報告会」の見逃し配信がいつの間にか期限切れで視聴出来なくなっていた。YouTube動画も同じく。悲しい。
以前こんな記事を書いた。
記事を書いた当時、スタッフさんが2人のためにこの場をわざわざお膳立てしてくれたと思い、宮迫さんよかったねー!蛍原さんよかったねー!と、動画視聴が楽しみであった。解散報告会とはいえアメトーークなのだから、きっと前向きな気持ちで2人を送り出せるのだろうと、いちファンとして期待していた。
明くる日の朝。YouTubeで冒頭20分程を視聴したのだが、もう…何だろう…、内容が言葉にならない渋さで。眉間に皺が寄りまくっていたと思う。
最後までしっかり見届けようと思っていたが時間は待ってくれず、動画は削除されてしまった。
残念だなと思ってニュースやまとめを見ていたら、こんな記事を発見。
この記事のおかげで、アメトーークの継続が決まったことを知った。それはよかった。
自分はこのアメトーークという場が好きだ。身体を張る系の有吉の壁とは異なってトーク特化ではあるが、様々な芸人が「らしさ」を発揮して輝くことができる。そして、「熱く語れる共通の何か」を通じて、芸人同士が助け合いながらパス回しをしていく様子が、まるで青春ドラマを見ているように眩しく、軽快で、微笑ましい。
微笑ましさについて。大の大人達がわちゃわちゃしている様子を眺めるのが楽しいと思い始めたのは、いつ頃からだろう。アメトーークでもトークが面白いのは大前提としても、メンバー同士の空気感が温かいほうが安心して見ていれるがする。以前記事にした「高校野球大好き芸人」も、メンバーの個性や年齢はバラバラだが、共通の趣味があるし、蛍原さん・ザキヤマさん・大悟さんなど、パス回しが上手く、人懐こいメンバーが揃っていたので見やすかったというのがある。
昔に比べ、コンビ内外で仲良しの芸人の露出が増えたのは、「微笑ましさ」を求める声が大きいというのも1つあるんじゃないか。すゑひろがりずのYouTubeなどはまさに微笑ましさの最たる例に思える。
「微笑ましさ」について滔々と語ったが、もちろんお笑い番組においては「笑える」というのが最も素晴らしいことだと思う。
トークで人を笑わせるって何てすごいんだろう。ぼくにはとてもできない。(魔法陣グルグルの台詞がわかる方は同世代です。ありがとうございます)面白エピソードや、言葉の間合い、ジェスチャー、表情、ギャグ、物真似。あらゆる芸で場を盛り上げる。
感染者数や非常事態宣言のニュースが飛び交う中、不安は不安として受け止めつつも笑いに昇華してくれる芸人の姿、そして笑いそのものに心癒されることが多々あった。
だからこそ、番組継続が嬉しい。
しかしだからこそ…、解散報告会での宮迫さんの立ち振る舞いは、今のアメトーークにはそぐわないような気がした。
冒頭20分しか見ていないので、大きな声で感想を述べることはできないが、そのわずかな時間でも蛍原さんと宮迫さんの間に、わずかな、しかし深い溝が出来ているのが見てとれた。
明るく元気に、時には体を張ってアメトーークを守っていた蛍原さんに、あんな顔をさせてほしくなかったなと思う。
蛍原さんやゲストの芸人さんたちとの会話もどこかちぐはぐとしていて。笑いの影に隠された真剣さや敬意が、宮迫さんにはイマイチ届いていないように見えた。つまり、全然笑えなかった。ひどく眉間に皺が寄った。東野さんやケンコバさんたちが笑いを投入してくれなかったら、相当しんどかった。FUJIWARAと出川さんは、この報告会の良心。いてくれてよかった。
まとめを見ると、YouTubeの開始時期など、仕事への認識のずれが大きくなっていたため解散とある。この距離感が適切なのだと2人が判断したのなら、いちファンはこれ以上言うことはない。蛍原さんが出演するアメトーークはこれからも応援していくし、宮迫さんは、うーん。YouTubeチャンネルを拝見していないんだよな。しかし、今までのアメトーークを支えてくださった功労者であるのは間違いないので、アンチにならないよう距離を置きつつ応援していきたい。
ありがとう蛍原さん、宮迫さん。コンビとしての活動、本当にお疲れ様でした。これからも笑えて、ときに微笑ましいアメトーークを、楽しみにしています。