スマホアプリForestでスマホ断食してみたら、人生が楽しい
最近アプリでスマホ断食を始めた。
「スマホは大人のおしゃぶり」というパワーワードが、一時期SNSで広まった。
言い得て妙である。スキマ時間にスマホを見つめる生活が当たり前になってしまった現代。わたしも近頃、スマホとズブズブの関係になっていることに危機感を覚えるようになってきた。
人をダメにするクッションの上でスマホ。布団に寝転びながらスマホ。休憩や移動の合間にスマホ。そして開くのはSNSや漫画アプリ。スマホには刺激的な情報が溢れている。情報は脳の清涼飲料水だ。
そして人は一度行動し始めると、恒常性というものが働く。
一定の状態を維持したくなる、変化するのが億劫だという気持ちが湧いてくる。やめられない止まらないだ。
こうして気づくと1時間、2時間、3時間と、スマホと共に、ほぼほぼ中身のない時間を過ごしてしまう。
時間消費だけで済むならこんなに悩みはしない。スマホとダンスした結果、脳が情報で刺激され、疲労感に襲われ、悪くすると自己嫌悪に襲われたりする。
どうにかしてネガティブな感情を退けたい。そう思い、スマホ断食を決意。
きっかけになったのは、スマホアプリ「Forest」である。
Forest
スマホ中毒対策を謳っており、2016年にリリースされた歴史あるアプリだ。
スマホに触れていない時間をタイマーで測り、一定時間が経過すると木を植えられる。
課金(買い切り。220円程)すると様々な機能が開放され、許可したアプリ以外を移動すると木が枯れる仕様になっている。
スマホ触ると木が枯れちゃうから、スマホから離れて生活しようね、という仕様だ。
特筆すべきは「実際の木を植える」ことができるという点。
Forestでは木を育てきったご褒美にコインがもらえる。
コインは通常、植える木の種類を増やすため使うのだが、課金(再度言うが220円程。安い)した上、2500コインためると、地球上に本当の木を1本増えることができる。
これがかなりガチな取り組みで、植樹活動団体「Trees for the Future」とパートナーシップを結んでおり、2021年9月頭現在、118万本以上の植樹を依頼しているのだとか。
スマホを触らないだけで環境に優しくなれるというのは、自然大好き人間としてはモチベーションが上がる。
何年前か覚えていないが、1度アプリを使っていたことがある。当時はすぐにスマホの誘惑に負けてアンインストール。習慣化までは至らなかった。
そんな過去もあり、不安になりながらの再スタートだったが、ノースマホの時間が異様に充実していたので使用2日目にして課金。月額制なら迷ったが、買い切り220円なんてタダと同値ですよ。安い安い。
始めたての画面はこんな感じ。
8月末まで続けると、こう。
いいでしょう?わたしの森。
頑張った証として森が徐々に育っていく、その過程が楽しめる。
さらに、2500コイン貯めて本当の木も植樹。
2500なんて何日かかるんだろうと憂慮していたが、何のことはない。1週間もたたずに植えれます。
スマホ断食の感想
スマホからは次々情報が流れてくる。文字・画像・映像。あれも見たい、これも見たいと思って面白そうな情報を延々と追っかけていた。
スマホ絶ちをして、自身を改めて振り返ると、追いかけていた情報自体には然程興味がなく、ただ飢餓感に似た感情だけがあったことに気づけた。
これらの情報を食べていけばいつか満足できる。そう思いながらも満たされず、スマホを触るループを繰り返していた。
怖いね。飢餓感に気付けてよかった。
スマホを触らない間、家事をしたり、仕事をしたり、はたまたこうしてPCでブログを書いたり(PCは触るんかいとツッコまれそうだけど、PCは触る)。やるべきことに集中する力は少し強くなった。ゲームやTV、読書といった娯楽も、没入感が高まった気がする。云わば充実、圧倒的充実。
旦那に「スマホやめると人生が楽しい」と本気で言ったら、「どんだけ依存してたの」と言われた。ほんとそれな。
もちろんスマホが全部ダメというのではなく、わたしのように距離感を誤ると悪影響のほうが大きくなるので気を付けようという話。
ネガティブな気持ちに陥りやすく、スマホとの関係性を見直したいという方は、よかったらForest、試してみてくださいな。一緒に森育てましょ。