書きたい分だけ書くブログ

冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

ソード・ワールド2.5のキャンペーンが、楽しすぎて困っているんだよ

あああ、楽しかった。疲れたけど満たされた。

TRPGソード・ワールド2.5をまたまた遊ばせてもらった。同じキャラクター&メンバーでプレイする、キャンペーンというやつだ。

 

今まで単発シナリオを遊び、多種多様な人生を生きる経験はあれども、たった1人の人物の成長を見守ったことはなかった。

文庫本風のルールブックを参照し、クリア後に得た経験点で技能をレベルアップさせ、キャラクターシートの能力値を0.5ミリフリクションで消し、新しい数値を書き入れていく。通常のRPGではCPUが自動処理してくれる内容を、全て手作業で行う。一見、前時代的とも思えるこの行為が、セッションを重ねるごとに愛おしくなっていった。

わたしが育てているのは、ソード・ワールド2.5のサンプルキャラクターから生まれた、ドワーフの神官戦士・ダンダ。一攫千金を夢見て旅する、ちょっとがめついファイターだ。片手に盾を持っているのにたまに両手攻撃をしようとして、キャプテンアメリカのごとく盾を投げ捨てて猛進する。タンク(盾役)だよ、よろしくね。

 

キャンペーンは始め時もわからないが、終わり時もわからないことも知った。

4回、5回とダンダで過ごしたもんだから、感情移入し始めてしまっている。だってレベル1からスタートしたのに、次はレベル5に上がるんだよ。彼の可能性がさらに広がるんだよ。見たい。成長が見たい。

愉快で頼もしい仲間たちにも同様の思いだ。エルフ・ルーンフォーク・ナイトメア・タビットでパーティを組んでいるが、小狡さもダイスの出目の悪さも、全部「らしく」てよい。もちろん黒子役を務めてくれるGMにもだ。同卓してくれている一同には深く感謝したい。楽しいです。

しかしこんなに面白くなっちゃ困るよ。キャンペーンの幕を下ろすとき、寂しくなっちゃうじゃないか。

 

セッションを終えたあと、遊んでいた余韻が後を引くことがある。

その余韻をイメージで例えると、体中の皮膚を覆う、厚さ3センチくらいの膜がかかったような感覚だ。色を付けるとしたら檸檬色がうっすら入った白。その膜は痛みが生じない程度に細胞や神経を刺激する。眠気と相交じって、理解しがたい充足感に包まれて、椅子に座ってボンヤリとしてしまう。

ただでさえ少ない語彙力も、さらに無くなる。口を開くと「あぁ、面白かったなぁ…楽しかったなぁ…」馬鹿の一つ覚えのように生まれ出づるほとばしりを、味が無くなるまで噛み締めている。

 

あぁ、自分は眠たいのかもしれない。セッションが遅くまでかかって脳が働いていないから、こんな時間にこんな無為な文章を書いているのかもしれない。

それでもいいや、ソード・ワールドでこんな素晴らしい思いができたんだから。

神官戦士・ダンダよ、次のセッションでまた会おう!