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今村昌弘「魔眼の匣の殺人」を読み進める前に、被害者・犯人予想をしてみる

屍人荘の殺人に続くシリーズ第2弾、「魔眼の匣の殺人」を読み始めた。

本格推理物+奇想天外な展開で度肝を抜いた屍人荘の続きなので、とにかく読み進めるが楽しみで仕方ない。

お恥ずかしながら久しぶりの読書なので、魔眼の匣をめっちゃ楽しんでやるぞ、と決意。唐突ながら被害者・犯人予想を行ってみようと思う。

登場人物すらネタバレせず、まっさらな状態で本を楽しむぞ!という方はここでブラウザバックプリーズ。

 

 

 

前提

ハードカバー版の70ページまでは読み進めている状態。

冒頭に記された登場人物たちは全て登場しており、サキミが予言を告げたところで読む手を止めている。

 

 

魔眼の匣の登場人物

十色真理恵 高校生2年生

茎沢忍   高校1年生。十色の後輩

王寺貴士  容姿端麗で物腰柔らかな会社員

朱鷺野秋子 真っ赤な出で立ちの女性

師々田厳男 気難しい社会学教授

師々田純  厳雄の息子。小学生

臼井頼太  記者

神服奉子  サキミに仕える女性

サキミ   未来を見通す予言者

 

ここから先、たけなみが好き勝手に予想しているだけです。論理など皆無、ただの印象や偏見です。真に受けないように。

 

 

被害者予想

数字は予想される殺害順。

  1. 朱鷺野
  2. 茎沢
  3. 神服
  4. 師々田
  5. サキミ

その理由は以下。

 

1.朱鷺野

サキミの能力を異様に恐れており、好見に滞在すること自体避けているように思える。「他者を信用できなくなり、1人になった者から消えていく」というのが推理小説の鉄板なので、好見に興味を持つ他メンバーと一線を引いた結果、この地区に隠された秘匿情報を多分に抱えたまま、第1の被害者になるのではと予想。

赤い服を着ているのも、血濡れの有様を映えさせるためではないかと憶測。岩などに叩きつけられるなどして落下死、または石や鈍器などで撲殺などだろうか。

しかし、何故赤い服なんだろう。単なる趣味なのか、それとも?

 

2.茎沢

臼井と迷ったのだが、あえて茎沢を選ぶ。

臼井は明らかに徳が低いのが見てとれるのだが、人間性に難があるという点で師々田と個性がかぶる。殺害されるなら2人のうちどちらかだけと予想し、臼井は除外。

茎沢は、犯人にとって不利な何かを目撃し殺害されるのではなかろうかという、わたしの強い思い込みもあって選出。他人との距離感を察知する能力がまだ低いようなので、なーんか余計な行動をしでかしそうである。つまりとばっちり死。

 

3.神服

正直、無理矢理選んだ。

サキミの予言によると男2人・女2人の合計4人が亡くなるらしい。

サキミは自らの死は予言出来ず、5人目の被害者になると予想。お若い予言者の十色は…生き残るんじゃなかろうか。予言者2人は死にすぎだし、茎沢は十色をかばって死ぬ可能性もあるだろう。

朱鷺野・サキミ・十色を除くと、残る女性キャラは神服のみ。彼女にはまだ謎が多いのだが、サキミに仕えるうちに恨みを買うこともあったんじゃなかろうか。サキミと間違われ、誤って殺害されるパターンもあるかも。

神服が犯人のようにも思えるのよなぁ…。70ページ時点でまだ事件は起こっていないが、ハードカバーの帯によると橋が落ちるんでしょ?彼女が帰ろうとしたときに橋が落ちるって、作為を感じるよね。

 

4.師々田

師々田父子が好見にたどり着いたのは偶然ではなく、縁故者または関係者がいると予想。息子の純くんが被害者の可能性もあるが、それはさすがに未成年に容赦なさすぎなので除外。サキミの存在を大学の研究や、生徒を通じて知っているかもしれない。きっと良い印象は持っていないだろうな。

 

4人あげてみたが、男性陣は迷うなぁ。

人でなしランキングでは、臼井が1番先に被害者になってもおかしくなさそうなのだが…。予言や事件を雑誌で面白おかしく掻き立てるだろうから、恨みも買うだろうし。臼井のおかげで、少なくない人数が傷ついていると思うよ。迷うが、ひとまずこの予想でいってみる。

 

 

犯人予想

犯人は王寺と予想。

今回の連続殺人は、サキミの予言によって、または親族や知人に不幸があった人物と予測。王寺はアクが強い登場人物が多い中、人が好さそうで、一般的な感覚を持っているように現時点では見える。怪しくないので、余計に怪しい。おそらく何かしら裏があるんじゃなかろうかと勘ぐっている。

犯人候補の次点は神服。

 

 

それ以外の予想

魔眼の匣に集ったメンバーには、何かしらの共通点があって集められたのだろうか?それとも完全にたまたまか?葉村や十色たちが偶然訪れることは予想ができないと思うのだが。

強者は強者を引き付ける、スタンド使いスタンド使いにひかれ合うと言うが、超能力者同士が運命的に集った可能性はないだろうか。サキミ・十色とあと1人くらいは超能力持ちがいてもおかしくない。なんたって元々そういう研究がされていた場所な訳だし。この飛躍した発想。マーダーミステリーの遊びすぎかもしれない。

よし、純くんは能力持ちであると予言する。

 

 

以上!論理もへったくれもない、第一印象予想をここに記す!

さあ70ページ以降を読み進めていこう!読破済みの方、全然予想が外れていたら「笑止!」と笑い飛ばしていただきたい。

魔眼の匣の殺人をまだ読んでいない方は、好き勝手に想像を働かせながら、一緒に読書楽しみましょうね。