書きたい分だけ書くブログ

冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

楽しく歌を歌うだけでいいんじゃなかろうかという予感

最近また歌に興味が出始めた。

 

かつてミュージカル劇団に所属しており、演技・ダンスはともあれ歌だけは評価される機会が多かった。歌だけが己を役者たらしめる。自信もなく鬱気味だった役者時代は、「歌が上手い」と自負することで、不安定な精神を慰めていたように思う。

劇団を離れてかなり経つが、自分には歌しかないという小さな恐怖はまだ巣くっている。

 

歌を歌うのは楽しい。

上手く歌えるとハッピーなドラッグをキメたみたいにハイになれる。もちろん薬物にお世話になったことはないが、「歌さえあれば、もう何もいらないぜーーー!!」と手放しで幸せを享受できる。しかも興奮は後を引く。感情を通常の何十倍も表出するから、余韻もすごい。まだ歌いたい、喉が、横隔膜が、軟口蓋が、声帯、背中の筋肉が許す限り歌いたいと思う。

逆に上手く歌えないと鬱々とした気分になることも多かった。歌えない自分を肯定できず、何だかくさくさしてしまって、徐々に歌から離れるようになったのがここ数年だ。

 

自分はどうも、やること全てを「お金を稼ぐ行為」に繋げなければと思う節がある。父がかつて「何かをやるならプロになれ」と事あるごとに言っていたからだろう。

自信のなさと「プロになれ」の言葉が魔合体して、

わたしという人間を認めてもらうには、プロとしてお金を稼がないといけない

という考えが刻み込まれた。

 

なお悪いことに、上記の考えは今ブログを書くこの瞬間まで、言語化できずにいた。

言語化するとしないでは大違いだ。劇団時代から今まで「楽しいだけじゃダメだ。最終的にお金に繋げなければダメだ」という思い癖に悩んできた。

趣味である英語も、ヨガも、ブログに対してもそう。特に歌は生業にしていた時期もあるので、余計思いが強くなる。

 

そんな呪縛に囚われたまま何かしたって楽しくないぞ。お金に繋げなくたって、楽しいなら、少しでも毎日が充実するならいいじゃん。お前傲慢か???

自信がないってお前、なかなか頑張って生活してるじゃん。旦那もいるし、オカメインコもいるし、お店に尋ねて来てくださるお客様もいる。友達もいる、家族もいる。そうだろう?

 

ブログで自身の考えを表現し始め、そして自己肯定感を上げる活動を始め、ようやく少しだけポジティブに思えるようになってきた。マネタイズとは程遠いが、すさまじくよい傾向だと思う。クオリティオブライフが上がってきている。

 

自分が何故歌を歌いたいのか、最終的にどうなりたいのか、とりあえず現時点でやってみたいことは何だと問い、来週からの自己肯定感を上げる目標に取り入れてみようと思う。

やりたいことが増えてきたため、ブログの更新は遅くなるかもしれないが、日記・雑文はぽつぽつと上げていくので、よかったら見てほしい。

 

余談。

ブログを書いていて、今まで気づかなかった思いに突然気付かされてびっくりしている。みんなブログはいいぞ。文章書こ。思いを言葉にしよ。