【2021年】今年印象に残ったボードゲーム10選
ついに2021年12月の31日になった。
昨日まで大忙しで働いていたので、あまり大晦日感はない。しかし何だかワクワクする。今日含め2日休んだらもう仕事始まるんでしょとか、野暮なことは言いとうない。2021年最後の日。区切りをつける日、節目の日。だからこそ1年を振り返りたいぞということで、今年遊んで印象に残っているボードゲームを回顧していきたい。
- 今年の総括
- ツォルキン:マヤ神聖歴
- オーディンの祝祭
- ウィングスパン
- エスペライゼーション
- ブラックストーリーズ
- ワニに乗る クリスマスエディション
- スピリットアイランド
- ハグル
- パンデミックレガシー:シーズン0
- アドベンチャーアイランド
今年の総括
ボードゲームに関わるお仕事について3年経つが、今年は重ゲー愛が花咲く年であった。以前からプレイ時間2時間超のボードゲームは遊んでいたが、今年は負けても「また遊ぼうね!」と返したことが多いように思う。
ボードゲームのメカニクスやフレーバーの面白さはもちろんだが、一緒に遊ぶ旦那や仲間たちと生み出す空気感や、ゲーム内で巻き起こるドラマがたまらなくよかった。複雑なルールにも少し慣れて、余裕が生まれたのかもしれない。
同じゲームに一心に向き合う中で、卓に流れる豊かな時間。心地のよい他者の波動と、ボードゲームから生まれる静かな躍動。何て贅沢な時間なのかと、改めて感動したゲームを紹介したい。
今年遊んで印象に残ったボードゲーム10選!
— たけなみクルトン (@t_clton) December 31, 2021
ツォルキン
オーディン
ウィングスパン
エスペライゼーション
ブラックストーリーズ
ワニに乗る クリスマス
スピリットアイランド
ハグル
パンデミックレガシー
アドベンチャーアイランド
新作・旧作なんて関係ない。遊んで楽しめたゲームが一番よ!
ツォルキン:マヤ神聖歴
ツォルキン:マヤ神聖暦 日本語版 (Tzolk’in: The Mayan Calendar) ボードゲーム
今年の重ゲー賞は君に捧ぐ!
組み立て式のボードに、6つの巨大な歯車が鎮座する異色の盤面。
プレイヤーができるのは、駒を置くか、回収するかのどちらかだけ。
シンプルなルールに関わらず、絶えず回転する歯車により、使うアクションを何手番も前に予測しなければならない脅威の相互作用。
翻弄される脳みそ。こりゃあすごいゲームです。
旦那の大のお気に入りのツォルキン。
わたしの初プレイ時は何が何だかわからんマンで終わったが、今年は「勝ち方」を3種類指南いただき、毎プレイの方向性を定めた。すると面白くなる面白くなる。
今のところ毎回負けているが、点差は縮まっているのでいつか勝てると信じている。
「年始のボードゲーム3番勝負でツォルキンをやろうよ」と持ち掛けたら、「自分が本気でやったらボコボコにしちゃうよ」と言われたので、大人しく退散。
オーディンの祝祭
オーディンの祝祭 日本語版 送料無料 ボードゲーム テンデイズゲームズ 対象年齢12歳〜
対象年齢12歳からだぁ!?そんな訳あるかぁ!!!
と昨年のわたしなら激高したであろう、激重ゲーム。
ルール説明30分、プレイ時間はもちろん2時間オーバー。
箱も一抱えほどあって、笑っちゃうくらい重い。
中身はといえば、ワーカープレイスメントとパズルの融合合体。ミラクルフュージョン。
プレイヤーはヴァイキングの長となって、魚や植物を模した1~2センチ幅程のちっこいタイルを、ボードにちまちま敷き詰めたかと思いきや、
「さぁ、狩りの獲物の数はダイスで決めてね!!!」
と突如、運を天にまかせるはめになる。
繊細さと荒っぽさが奇妙に相席している、摩訶不思議な作品。
これもパズル大好きな旦那リコメンド。オーディンを楽しめるようになったら、何だか一人前になった気がした、2021年の末。
ウィングスパン
WINGSPAN/ウイングスパン 完全日本語版 319345 【アークライト】【4542325319345】
鳥集めをテーマにした、鳥好きにはたまらないボードゲーム。
入っているカードは1つとして同じものがなく、山札をめくるたびに愛らしい鳥たちに出会える。
4種類のアクションから1つを選ぶだけの簡単なルールなのに、あちらを立てればこちらが立たずのジレンマが楽しい。
カードの引き運要素が強いので、プレイへの敷居が低めなのもよい。
ウィングスパンは、今年の女子会でリクエストがあり遊ばせてもらった。
お菓子をつまみ、鳥の感想を言い合いながら、ゆるゆるとプレイ。これがよかった。
花鳥園を散歩するような気分で、穏やかにプレイするのがよく似合うゲーム。また女子メンバーでやりたいな。
エスペライゼーション
架空の言語体系を作り上げるボードゲーム。
あまりに好きすぎて、以前のブログで何回も言及してきた神ゲー。
未知の言葉でお題を説明し、当てるのを繰り返すクイズゲーム。
なのだが、気づくと文化創生を目の当たりにする。
究極の言葉遊び。ぜひ遊んでみてほしい。
と言っていたら、ホビージャパンさんからまさかの新装版発売決定!!!
自分でも驚きの大発表です!
— treehoppergames エスペライゼーション (@treehoppergames) November 21, 2021
再びグレートジャーニーに漕ぎ出して行きましょう!
同人版で楽しんで頂いた方にも
これからの方にも、
新鮮な気持ちで楽しんでいけるような製品になることを目指していきますので応援よろしくおねがいします! https://t.co/wbwhcTrten
おめでとうおめでとうおめでとう!!!
おめでとう!!!!新装版も買います!!!
過去にエスペライゼーションについて書いたブログ
ブラックストーリーズ
ブラックストーリーズ:50の黒い物語【新品】 カードゲーム アナログゲーム テーブルゲーム ボドゲ
親にYESかNOで答えられる質問をして、事件の真相をあばく水平思考ゲーム。そのブラック版が、ブラックストーリーズだ。
ブラックジョークが効きすぎた、奇天烈な問題続出。
「こんなんわかるか!!」とそっぽを向くか、「当てるまで帰れま10!!!」が始まるかはメンバー次第。ウィングスパンを遊んだ女子会メンバーは後者。ブラックストーリーズ中毒者ばかりで楽しかったー。
日本では起こりえない、ダイナミックでちょっとおまぬけな事件の数々。愉快。愉悦。
続編もたくさん出ているので、まだまだたくさん遊べるドン!来年もブラックストーリーズ会を開かなくては。
ワニに乗る クリスマスエディション
ワニに乗る? クリスマスエディション/ Tier auf Tier 250762 【HABA/すごろくや】【4010168250762】
ワニの上に動物駒を置いていくバランスゲーム、ワニに乗る。
リアル動物タワーバトルでお馴染みの名作ゲームの、クリスマス版!
元々のゲームが好きなら、間違いなく買い!!
箱も缶仕様になっていて、写真じゃわかりづらいけど、動物たちの部分が凹凸になっていて、ぼこぼこを触っているだけで楽しい!!!
駒もよい。トナカイやら、ペンギンやら、ツリーやら星やらで、賑やか。星がね、小さすぎず、丁度よい大きさで、100億点。全駒がツルツルしすぎてて置きづらいけど、そこはご愛敬。
東京のJELLY JELLY STOREさんにおじゃましたとき、一目惚れ。
さんざん悩んだあげくお持ち帰りしてしまった。
お勧めしてくださった店員さん、ありがとうございます!!!
スピリットアイランド
プレイヤーは精霊となり、天災レベルの事象を起こしながら、島へやってきた侵略者たちを追い払っていく。
プレイ時間は約2時間。使用する精霊を変えたり、敵国の難易度を変えたりして、無限に遊ぶことができる。沼。
ベストプレイ人数2名の協力型なので、今年の上半期、旦那と最も遊んだであろうボードゲームだ。
ゲーム中盤までは精霊の力も弱く、侵略者たちの増殖に耐え苦しむことになるが、気づくと町や都市は崩壊し、いつの間にか勝っている。急な幕切れに「あ、終わった」と貴方は言うだろう。
人間に対する1番効果的な圧力が「不安」というのが、ね。的を射てますよね。
初プレイ時はルールが難解かもしれないが、カード効果や盤面での戦略など、遊べば遊ぶほど魅力がだだ漏れてくる一作。これからも遊んでいきたい。
ハグル
ルールが謎な交渉ゲーム、ハグル。
参加者がルールの全貌を把握する過程まで、ゲームに組み込んだ至高の遊び。
少し説明すると、ハグルはルールの全貌を知っている司会者役がいる。
司会者はルールを断片化し、紙片などに書き留める。紙片をプレイヤーに均等に配分してゲームスタート。紙片や、紙片から得た情報を元に交渉を繰り返し、ルール上最も最多得点を稼いだプレイヤーが勝ちというゲーム。
「ルールが断片化されている」のが大きな特徴で、オリジナルルールのハグルを作成されている方も多い。
ハグルをどうしても遊んでみたい!と思い立ち、ネットで公開されていたルールを調査。とあるイベントの合間に実践させてもらった。
事前準備に時間がかかるわりに、プレイ時間は10分程と、コスパが悪いこと悪いこと。しかし参加者がわちゃわちゃ交渉し、楽しんでいる姿を拝めたので司会者役冥利に尽きる。
今度はプレイヤー側になりたいなぁ…誰かやってくれないかなぁ!!
パンデミックレガシー:シーズン0
舞台は冷戦時代。未知の病原体の開発を目論むソビエトと、それを阻止せんと暗躍するスパイの戦いが描かれる。
語り継がれる名作パンデミックを元とした、ストーリー形式の協力型ボードゲームだ。
同じメンバーでパンデミックレガシー1、2と遊んできて、ただいま0に挑戦中。
悲喜こもごも共にしてきた仲間とならば、どんなボードゲームも神作になるよ!!と言いつつ、シーズン0もばっちり面白いのでご安心あれ。
ネタバレになるので多くは語れないけど、今回も要素盛りだくさん。2を通過した方からすると、0のほうが遊びやすいんじゃないかしらん。
あと少しシーズン0もクリアしそうなので、続編をどうか…お願いします…!!!
アドベンチャーアイランド
どうしてボードゲーマーは島へ流れついてしまうのだろう。
孤島へ漂着したプレイヤーたち。拠点を確保し、衣食住を整えつつも、故郷への帰還を目指して奔走することになる。
こちらも協力型ボードゲームで、全5章。様々な能力を持ったキャラクターを使って、漂着物カードや場所カードを開きつつ、各章に設定された目的をクリアしていく。
最初に述べなくてはならないことが1つ。誤訳やら曖昧な表現が多すぎるよー-!!
どう解釈するか不確かな表現に、ゲームが阻害されかかったのは確か。今から遊ぶ方はお気をつけください。
ただ!!!
島で巻き起こるハプニング、意外な展開に度肝を抜かれること間違いなし!!!
今年遊んだボードゲームの中では、1番ショッキングな出来事だったかもしれないよ。あれは!!!面白かったし、みんなで声出して笑ったわー--!!!
アドベンチャーアイランド遊んだ方、ネタバレOKな方、直接お会いしたときに感想言いあいましょうね。うふふ。
わたしの今年の10作品でございました。
思い出と一心同体なので、書いているうちに楽しい記憶が蘇ってきました。にこにこ。
2022年もたくさんのボードゲームと出会いたいし、楽しいひとときを過ごせたらと思いますので、同卓する皆々様、どうぞよろしくお願いいたします。
女子会もしようね!!