書きたい分だけ書くブログ

冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

ブログ100記事達成の、その先に見た世界線

4月に突入した。月の変わり目は記事の書き出しが楽でいい。新しい何かが始まりそうな新鮮な予感がするし、短文で気持ちがすっとする。

前回の記事を存外に読んでいただけたようで、気づいたらスターがたくさん。読者さんも増えており、嬉しい限りです。ごくごく普通の人間の冗長なブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 

その記事↓

clton.hatenablog.jp

 

前回の記事で「ブログ投稿も継続できるかも」と宣ったわたしだが、実際は全然できていない。日々の忙しさを理由に、文字を打つのを避けている。というのはあれだ。心情を吐露するというのは、もちろんその時の心情に左右される。やる気が出るのを待って、結局目覚めず頓挫してしまう。行動しないとやる気は出ないと脳では理解しているが、何か書くきっかけやネタがないと、「何故わたしはブログを書くのだ」と理由探しをしてしまい、結局答えが見つからず、独り意気消沈するのだ。無意味。わたしはまだブログとは両のお手手を繋げず、曖昧な関係性のまま過ごしているように思う。

 

そんなどうしようもないことを思いつつ、今日もブログを書く。月の変わり目で書きやすいのもある。1人の時間が取れたのもある。それより何より、実はこのブログ、いつの間にやら100記事達成していたので、ブロガーらしく雑感を綴ろうと思う。

 

100記事。ブログをやりたいと密かに願っていた頃から、1つの目標であった。

随分前、他のブロガーさんの100記事達成報告を目にする機会があったが、華やかで、未来への活力に溢れていて、ちょっぴりお金の匂いがした。アフィリエイトとかアドセンスとかマネタイズだとか、カタカナ文字の記事ばっかり読んでいたからだと思う。いいなぁ。お金いいなぁ。…それはさておき、100という数字さえ達成すれば、今からでも人生が一変するような、そんな甘美な芳香がした。それ程人生に満足出来ていなかった時分、「書くだけ」で人生をひっくり返せるならやってみたい、そう思わせる魅力があった。

さて、現実。

100記事達成して、人生は一変したか、否。我が懐は豊かになったか、否。若きあの頃の自分を満足させられるほどの物質的な結果は出ていない、残念ながら。

だが一変こそしないものの、確かに変化は起こった。起こったのだ。

「ネタを探して書かねば」「上手く書かねば」と何らかの理想を信じて文字を打ち込んでいた頃と今は違う。思う存分、好きなように、ただありのままに書く。納得がいくように書いている。歌でも朗読でもダンスでも手に入れられなかった、自由を感じる。自分が世界を知らな過ぎて、あまりに矮小なスピーカーでしかないけれど。いいなぁこれ、って感じる。

何故そう考えるようになったか、明確な理由は分からない。元々、文字がお気に召す気質なのかもしれないし、呻きながらも100記事書いてきて文字に愛着が湧いたのかもしれない。ただ、102記事目が転換点だったのはわかる。

 

わたしは以前から自分の文章に違和感を持っていたが、それがようやく102記事目から無くなった。主な理由は、読みやすいように体裁を整えるのをやめた点にあった。

ブログには読者がいる。ネットの向こうの誰かが読みやすいように、改行を入れ、強調すべき点を強調し、目次などで情報を拾いやすいようにしなければならない。過去に読んだ記事作成ノウハウにそう書かれていたのだから、断じて従わねば…。そんな従者属性を、102記事目から投げ捨てた。改行を入れると文章のリズムが崩れる。大袈裟な大文字や色文字で気持ちを表現しきれたと思うな。わたしが楽しくない記事を書いて、誰がそれを読みたいというのだ。

大体にして、違和感を持つ記事は読み返すのも嫌だった。たまに読み返したくなる記事は、どれもこれも己の心情をぼろぼろと吐露して、情けない有様を綴った記事が多い。まとめもなければとりとめもない。かなり読みづらいし、誰得かは全く分からないが、少なくともわたしの心の処方箋にはなる。読み返せる記事を。納得できる記事を。仕事じゃないんだから、楽しくやろうぜ……。

そう、100記事達成したその先に見た景色は、誰かのためのブログではなく、わたしのためのブログ。なんとも我がままな世界線に、今わたしは立っている。1記事目のときにはそんな状態になるとは思いもしなかったけれど、確かにわたしは今、とても楽しい。

 

最後に。

現代は動画文化が栄えている。わたしもYouTubeやNetfllixにはお世話になりっぱなしだ。動画作成者もどんどん増えている。素晴らしいことだ、どんどんやれ。そんな中でもブログもいいぞと、小さく呟きたい。家で独りPCのキーボードを叩くだけで、こんなに自由で広い世界に身を置けるなんて、安易で、とても素晴らしいじゃない?わたしは日本語のひらがな・カタカナ・漢字が織りなす豊かな語彙が好きだし、彼らとこれからも戯れていたい。そんなこんなで、わたしはこれからもブログを続けていく。毎日投稿、は今は無理かもしれないけれど。書きたいことを、迷惑にならない範囲で、書いていく。

これからもよろしくお願いします。

 

 

転換点の102記事目↓

clton.hatenablog.jp

 

何番目とか何も考えずに投稿した、100記事目↓

clton.hatenablog.jp

 

ブログ移行報告と共に書いた、記念すべき1記事目↓

clton.hatenablog.jp