書きたい分だけ書くブログ

冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

十数年悩んでいた胸の痛みの話

今日はちょっと嬉しかった話をしたい。ふわふわした気持ちで書いているので、まとまりがないかもしれないけど、ご了承願いたい。

 

十数年悩んでいた、胸のつまりの理由がわかった話。

 

最早十年近く前になるが、劇団に所属していた頃より謎の胸の痛みに悩んでいた。胸の真ん中がつまったようになって痛む。擦傷や裂傷のような深刻な痛さはないが、うっすら鈍痛が続いている感じ。体が重いし、体の中から響く痛みから精神が否が応でも沈んだ。

何か夢中になったり、一心不乱に目の前のことに取り組んでいると、痛みを忘れることができた。劇団時代は無名ながら舞台に立たせてもらっていたし、旅公演があったり、外部出演があったりで、なんやかんや忙しくて何とか痛みに打ち勝っていた。

それでも己の内面を無視し続けていた無理がたたり、結局劇団は退団することになった。

 

退団後は不慣れながらも社会人として勤務を始めた。このころ心療内科に通い始めた。何か月、いや年単位で通ったのか、正直あまり覚えていない。劇的によくなる気配はないものの、色んな出会いや恋人や家族の支えもあって、よくなってきたかな、という頃、通常の半錠ではあるが精神安定剤の処方を示唆され、ショックを受けたのは覚えている。安定剤に頼り始めたら危険だと当時のわたしは思ったのか、その辺りで心療内科を一旦お休みした。胸の痛みは続いていた。

 

己の物の考え方、捉え方から改善しなければならぬと思い、コーチングを始めた。コーチングは1年単位でこつこつ続け、この辺りで胸の痛みが落ち着いてきたのに気づいて喜んだ。理由にはまだ気づいていなかった。

 

その後結婚し、東京から青森に引っ越し、全く別の仕事をしながら生きる中で、胸の痛みが時折ぶり返すことには気づいていた。確実にストレスが関係しているとわかってはいたが、睡眠を取ったり、心が安らぐと痛みが落ち着くのでこれまた放置していた。心穏やかに生活できるようになれば、自然と落ち着くだろうと思っていた。

 

そして今日、運命の日。朝一から妙に胸が重かった。仕事で間違いもたくさんして、情けなさも一塩だった。

最近趣味になりつつあるセルフマッサージをしたり、気を紛らわしたりして1日乗り切ったが、あまりにしんどいので「ストレスで胸が痛くなる」とネットで検索してみたら、このページにたどり着いた。

 

www.mcsg.co.jp

 

ストレスで胸の真ん中が痛くなることがある。これは、自律神経が乱れているから。

この文で、何だか心と体がすーっと軽くなった。

 

自律神経の話はもちろん聞いたことがある。交感神経と副交感神経があって、交感神経が優位になると気持ちが昂り、リラックスすると副交感神経が優位になるというやつ。医学的事実と、自分の体の状態とがぴたっと当てはまる経験は、恥ずかしながら初めてであった。そうか、わたしのこの胸の痛みは、交感神経が活発になっていたからか。もうラベリングがされていない謎の鈍痛ではない。交感神経の働きによる、単なる反応なのだ。

 

別に何も解決していないのだから、喜ぶべきことではないかもしれない。でもわたしは嬉しかった。誰かに「よかったね」と褒めてもらいたくてしょうがなかった。自分自身の大きな謎が紐解けたことで、もっと自分を大切にしてよいのだと思えた。嬉しさをちょっとでも伝えたくて母親に電話してみたが、「よかったねと言ってくれ」と言えずむしろ「ストレスを愚痴りたい」という別な感情が噴出し、余計心配をかけてしまった。自己嫌悪に陥りながらも、電話を切った。結局、旦那に状況を伝え「よかったね」を貰った。とてもとても嬉しかった。旦那本当にありがとう。

 

交感神経は体の一部なのだから、完全に痛みと縁切れたわけではない。が、十数年前よりかは、交感神経と上手く手を繋いで歩んでいけると思う。

今日は色々上手くいかなかったけど、その気づきがとても嬉しくて、思わずブログを書いた。読んでくれてありがとう。喜びを文字で残しておけるのは、とても幸せなことだと思う。