埋める作業が好きなので、位置ゲーアプリ「テクテクライフ」を始めた
最近、テクテクライフを始めてみた。
以前はテクテクテクテクの名で発表されており、サービス終了後、ゲーム内容をアレンジして再リリース。Pokémon GOやドラクエウォークのように、実際の地図と連動して遊ぶ、所謂位置ゲーだ。
メインは地図塗り。
スマホのGPS機能を使いながら、歩いた街区を記録。記録された場所はそれとわかるよう点滅し、点滅部をタップすると街区が「塗られる」。歩けば歩くほど塗った地域が増え、地図が色で染まり、「現在、市内●●%を塗っている」かもわかる。
埋める作業にカタルシスを覚える人間であるわたしには、もってこいのアプリだ。運動不足解消にも一役買っている。
では現地に行かねば塗れないのか、否。
テクテクライフには「げんちぬり」と「となりぬり」の2種類の塗り方がある。
「げんちぬり」は名前通り、現地に行って記録した場所を塗っていく塗り方。
「となりぬり」はTTP(テクテクポイント)を消費し、既に塗られた場所の「隣」の街区を塗る方法だ。となりぬりで塗った場所の、さらに隣をとなりぬりで塗ることも可能。青森県を動くことなく、北は北海道、南は秋田・岩手までもとなりぬりで塗れる。楽しい。
じゃあ全部「となりぬり」でいいじゃん?と思うかもしれぬ、甘い。
「げんちぬり」で塗った場所は素の状態の灰色から緑色に変わるが、「となりぬり」だと赤色になる。塗ると経験値がもらえてレベルが上がるが、「となりぬり」は経験値が1/4に減るのだ。
埋める作業が好きな人間が、地図上が灰と緑と赤のまだらで満足するはずがない。緑一色で埋めてこそのコンプリート。運営さんもお人が悪い、よく我々の特性をわかっていらっしゃる…。
位置ゲーはスマホの電池を食うのではと懸念していたが、2時間程度の散歩なら充電器無しで余裕でいける。1か月1GBの弱小パケットでも動作しているので、月半ばにはパケットが底をつく貴方にもおすすめ。
ただ、謎のエラーがちょくちょく表示され、気づかず歩いていると、全然塗れてなかったりするのが唯一の難点。ポケットに入れて歩くうちに、スマホがスリープ状態になるためか、弱小パケットのせいでアプリの処理が追い付かないせいか、And●oidだからか。理由はわからぬ。
塗るという行為を前にしてエラーなど些末な問題だが、ちょっぴりストレスは溜まるのでご注意を。
何故テクテクライフを始めたかというと、まあ運動不足だったからだ。
1日10000歩歩くと健康に良いと聞きつけ、走ったり筋トレしたりは苦手だが、まあ歩くくらいはできるだろうと。どうせ歩くなら何か目的が欲しいと、位置ゲーを探し始めた。
Pokémon GOならポケモンを捕まえバトルする。ドラクエウォークならパーティをレベルアップさせ物語を進める。テクテクライフなら地図を埋める。
アプリを見比べ、スマホ容量と自分の嗜好とがマッチしたテクテクライフをダウンロードしてみたら、意外と面白かったというわけ。
散歩のよいところは景色が変わる点、そして、ながら運動ができる点だ。
室内では、同じ景色を眺めながら運動に勤しむことになる。行為に集中できるという意味ではよいだろう。が、飽きっぽいわたしには向いていない。移り行く景色、匂い、肌触りは、普段見慣れた風景でも刺激的に感じられる。
景色すら単調に思えたら、スマホでラジオや音楽を聴けばよい。耳を楽しませながら、無心で歩く。好きなお笑い芸人の番組の最新回を聴きながら、運動もできる。暇つぶしにもぴったり。
そんなわけでテクテクライフ、飽きっぽいのでいつまで続くかはわからないが、ゆるゆる楽しんでいきたい。
スタンプラリーといって、各地に設定されたチェックポイントを巡るチャレンジがあるのだが、とりま弘南鉄道大鰐線ラリーを制覇したい。大鰐行くぞ大鰐。みんな弘南鉄道乗ろう。
運営さん、面白いアプリを本当にありがとうございます。ぜひこの先もサービス継続していただいて、ぜひフレンド機能の実装をよろしくお願いします。
歩くぞ~~!