書きたい分だけ書くブログ

冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

Steam版パラダイスキラーを遊んだ感想

パラダイスキラーをクリアしました。

 

※物語の核心に触れるネタバレはありませんが、収集要素に触れています。何の事前知識も無しにクリアしたい!という方は読むのをお控えください

 

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パラダイス島で天地を揺るがす殺人事件が勃発。永遠の終身刑をかっくらっていた捜査官、レディ・ラブ・ダイは解放され、捜査に乗り出す。オープンワールドなパラダイス島を駆け巡りながら容疑者と会話し、物語の謎を解き明かせ!

シティポップのように洗練され、尖ったデザインが独特の世界観を生み出しているゲームです。

 

Steamで購入した2021年当時の触れ込みは、オープンワールド×推理ゲーム!!色んな賞を取って海外の評判も抜群!そんなパラダイスキラーがついに日本語化!遊ぶしかない!というもの。

推理ゲームが大好きなわたしと旦那。2人で協力プレイしようとダウンロードしたはいいが、その期待は一気に地に落とされます。

長文かつ難解な日本語訳。

どこにでも行けるが、広大すぎる3Dマップ。

2人でプレイするにはテンポが冗長すぎたため、今の今まで積みゲーとなっていました。

 

改めてクリアまで遊んでみて。

パラダイスキラーは中身の90%が収集ゲーです。スタイリッシュな見た目とは裏腹に、「証拠は足で掴むんだよ!!」と言わんばかりの泥臭さ。マップに隠されたアイテム・証拠をひたすら足を使って探す作業が苦でない方、むしろ全部集めてやるぜ!って癖(へき)のある方はとても楽しめると思います。自分はこつこつした作業が好きなので、時折悲鳴をあげながらもアイテム集めを満喫しました。

 

広いマップを移動するストレスはありますが、移動の指針は常にシステムで確認できるので、詰まるところはさほどありませんでした。攻略を見た点は2か所だけですね。(最後の足湯の場所と、ジッグラドのあるアイテムに関してくらい)

収集が進むと自然とできることが増え、行ける場所も増えていく。真相に近づく中で、開拓者としての達成感を覚えました。足湯には……感動しましたね…!!!

 

アイテムの説明やらキャラの台詞は、世界観が強すぎます。力技で翻訳したような文には時折げんなり。ゲームのテンポを重視したく、あまり本気で読み込まずプレイしました。

容疑者たちとおしゃべりできるのは嬉しいんだけど、やりとりが哲学的でイマイチ盛り上がりにかけるというか。デッドネブラをはじめとした、マスコットキャラ的な子との会話はほっこりしましたね。シンジ…お前は何なんだ。

パラダイスキラーにおける宗教観、倫理観、政治観などが、収集アイテムの端々から伺えるので、想像を掻き立てられます。物語をしっかり読み込めば、パズルのピースを組み立てるように、パラダイス島の歴史が解き明かされていくのでしょう。わたしはやりませんでしたが、一筋縄ではいかない世界観に浸かりたい方は、ぜひ。

 

声を大にしておすすめです!とは言えない。推理ゲームと評すのも何だかなあ、いや、一部謎解き要素もあるにはあるんだけど…。

ツッコミどころはたくさんある。遊び終わった今でもたくさんあります。

が、収集ゲーとして長時間(約25時間ほど)楽しめたし、他にはないどぎつい世界観とプレイ感が楽しめた。製作者さんのこだわりもたくさん詰まってて、異界・パラダイス島のお散歩も愉快だったので、わたしは満足!!!

 

気になった人は遊んでみてね!!