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冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

アメトーーク「高校野球大好き芸人」の感想と、今朝のニュースについて

高校野球大好き芸人、めちゃめちゃ面白かったし感動した、っていう話をする前に。今朝のニュースの話を少し。雨上がり決死隊、解散しちゃったよ。

アメトーーク好きで、毎週とは言わないけれど継続的に見ていたから何とも言えない気持ち。

 

news.yahoo.co.jp

 

最初は宮迫さんが抜けて、蛍原さんだけで大丈夫かいなと思っていたけれど、先輩からも後輩からも愛され、いじられ、時に身体を張って場を収める蛍原さんの司会は、これはこれでアメトーークに相応しいと思う。

お2人がお互いに納得してさえいれば、正直解散も復帰もどちらでもよい。ただ、アメトーークだけはさ…とてつもなくいい番組だから残してくれと…。

芸人が芸人として輝き、前のめりになれる場。視聴者としては、芸人のトークを堪能できて、縁のない文化と視聴者とを笑いで繋げてくれる場。流行りはもちろん、ニッチな話題も取り上げてくれるチャレンジスピリットがある番組。そんなアメトーークだけは続いてくれと思うのよ。

大宮セブンとか、キャバクラボーイ芸人とか、じゃない方芸人が、きらっきらに輝いて爆笑をさらう番組ですよ!?頼むよーーーアメトーークスタッフさん…、蛍原さん、宮迫さん…。

 

と思ってたら、今夜YouTubeでこんな生配信が行われていたらしい。

 

www.youtube.com

 

スタッフさん…雨上がり決死隊のためにこんな場を設けてくれて…

そして蛍原さんと宮迫さんが並ぶ姿を、アメトーークの舞台セットを背景にして拝めるなんて…。ありがとうございます、ありがとうございます。

結構長い配信なのであとから視聴して、これはこれでまた感想記事でもあげよう。

 

 

何はともあれ、今回は高校野球大好き芸人の話をする。

8/5(木)に放送された回。

 

メンバーは

アンタッチャブル山崎

長島三奈

・TIMレッド吉田

・かみじょうたけし

・いけだてつや

・ティモンディ(高岸・前田)

 

見守り役として

・千鳥大悟

狩野英孝

 

いやあーーー面白かった。野球何も知らんのに面白かった。

わたしがどれだけの知識レベルかというと、高校野球は全く興味がなく、そもそも野球のルールもよう知らん。

高校生の頃、高校総体で野球部の応援に駆り出され、そこでやけにハッスルして友達と声張り上げて応援した思い出くらいはある。やはり汗かいて頑張っている姿を生で見ちゃうとさ、全然ルール知らなくても応援しちゃうよね。

でもそれは同じ高校の同窓生だから、身内だからってのはある。わざわざ知らん学校の、ルールも知らんスポーツを、何時間も、何試合も見るかねって思ってた。

 

だけどこの高校野球芸人は、よかった。もちろんトーク番組として面白かったし、感動した。

この感覚は、同じく高校生の頃、たまたま放映されていた箱根駅伝の特別番組を見たときと似ていたように思う。

 

番組の構成としては、各ゲストが甲子園の記憶に残る一戦や特筆すべきシーンを次々あげ、映像で振り返りながらトークしていくというもの。

トークを通じて、1人1人の選手たちにスポットが当たって、どういう思いでこの試合に臨んでいたのかを浮き彫りにする。その瞬間選手たちは、テレビに映っている見ず知らずの誰かではなくなってしまう。

汗をかき、ユニフォームを甲子園の土で真っ黒にしながら、ボールを追い、1点を削りだす選手たち。彼らの瞳、そして表情を、固唾をのんで見入ってしまった。

 

また、ゲスト側も高校球児に愛があるもんだから、言葉に熱がこもっている。

ただでさえ芸人という、喋りに特化したメンバーが前のめりになったら、耳を傾けずにはいられないよ。

 

 

心に残ったの台詞をいくつかあげると、(ここから敬称に一貫性がないので注意)

 

ティモンディ高岸

1番大事なのは、3年間みんなで甲子園を目指してきた、このプロセスこそが甲子園だと思う。(略)どんな時でも前向きにいれば必ず輝けるっていうのは、当時の球児全員に伝えたい。みんなならば、やればできる!!

 

高岸くんは元々がポジティブキャラだけれど、このメッセージはいつもより重みがあったように思う。甲子園を目指した経験が、説得力を嵩増ししてるんだろうな。

 

レッド吉田

 大人の世界って…ホント………汚いんだよね……」

 

レッド吉田さんは番組全体を通して、高校球児を見守る父親っぽいというか、近所のおじさんというか、そんなお節介だけど暖かい雰囲気があった。

この一言は番組終盤の台詞なんだけど、哀愁があって最高に笑ったね。

大人になってしまった喜びと悲しみを見事に体現していて、いやここにレッド吉田さんがいてくれて本当によかったわ。

 

 

その他に良いなと思ったところをあげる。

 

ティモンディ前田くん、良エピソードをしっかり差し込んできていた。高岸くんと比べて表情やリアクションは控えめで、じゃない方芸人でピックアップされがちだけど、彼の実力はもっと評価されるべき。

パンサー向井さんと明日8/18にトークライブするらしい。前田くん、ちょっと注目していきたい。

 

www.loft-prj.co.jp

 

 

大悟(大悟呼びすまぬ)は今回の見守り役として、最も適していたと思う。ザキヤマに初っ端言い放ったこの台詞はしびれた。

 

 毎年見てるけど、これにアナタいらない!!

 

大悟はいつも適当だが(そこがいいんだが)、今回は野球愛をこじらせている感じがしてよかった。

 

 

長嶋三奈さん。

長嶋茂雄監督の次女とは知らなんだ。

スポーツキャスターとしての視点と、きめ細やかな心遣いが感じられるトークであった。声質が優しさの塊。素敵な方だ~。

 

 

かみじょうさん。

高校野球芸人は過去にも放映されていたが、しっかり視聴するのは初なので、ピン芸人・かみじょうさんのことも今回初めて知る。

上方漫才が好きで、大阪のおっちゃんの語り口調が好きなので、もちろんかみじょうさんの喋りが気に入らないわけがなかった。

アメトーークで作った「高校野球大好き芸人・応援歌」のラッパの音を身振り手振りで表現するシーンもよいし、甲子園で後ろの観戦客に「これあんたんとこのやつじゃないか!?」と言われて、応援歌が演奏されていることに初めて気付くってエピソードもいい。

 

www.tv-asahi.co.jp

 

 

ティモンディ高岸くんの、ジョックロックエピソードもよかった。

智弁和歌山との試合をスタンドで応援していたら、愛媛では禁止されているブラス演奏を始めて聞く。それが智弁和歌山のチャンステーマ・魔曲 ジョックロックで、試合は負けたけど済美高校のメンバー全員がジョックロックを好きになっちゃう、というやつ。

微笑ましいじゃない。高校生が帰りのバスでジョックロックダウンロードして、夜の宿でも聴いてるってさ。テンション上がるよね。

わたしもジョックロック気になって、聴いちゃったよ。ヤマハのサンプル曲が原曲とは知らなんだ。

 

 

だらだらと語ってきたけど、最近のアメトーークの中でも抜群に惹きつけられた回だった。やはり好きなものを語っている人って輝いているし、汗をかいて真剣に取り組んでいる高校球児たちの姿は心掴まれちゃうよ。

甲子園、降雨続きで本当にかわいそうだけど、2年ぶりの大会、最後まで頑張って、そして楽しんでほしい。