2022/6/15放送の有吉の壁、非常に見応えがあったため、遅ればせながら備忘録を残す。
芸人さんたちのお名前は敬称略で失礼します。
オープニング先行動画
「【芸人全シャッフル】奇跡のコンビが誕生しました【有吉の壁】【オープニング先行】」と題した動画。
本編でほぼカットされたコンビ決定の瞬間を見せてくれる。が、気づいたら非公開になっていた。辛い。名残惜しいので、動画跡地だけリンクで埋め込んでおく。
ネタバレ感想
約20分間となかなかに長い動画だが、立て続けに2回視聴してしまった。
引きの強さを感じたのは、トップバッターのコンビ・ヤング。何気に絡みが少ない2人の化学反応が楽しみだ。
きつね淡路とハナコ菊田のコンビ・パワーは、結成時のリアクションが秀逸。淡路のあとからゆっくり登場する菊田。YouTubeのコメ欄の「重役出勤」のコメントに笑わせてもらった。
全ユニットの登場から退場まで見届けられるし、芸人同士の関係性も伺えて、ファンとしては嬉しい限り。有吉の壁は(YouTubeチャンネルは特に)毎回各々にスポットライトを当ててくれるので脇役がいない。家族のような明るい空気感に、惹きつけられる。
本編(2022/6/15放送)
島忠ホームズ 北赤羽店が全面協力。ホームセンターにいそうな面白い人になりきり、有吉を笑わせたら1ポイント獲得。
くじ引きでコンビ・トリオ・4人組を結成し、即興でネタを披露する。
ブレイクアーティスト選手権では、シソンヌがまたもや麺の歌を披露。阿佐ヶ谷姉妹率いる「おたから塚歌劇団 うめ組」も新団員を迎え、パワーアップし凱旋レビュー。
ネタバレ感想
言及したいコンビごとに触れていく。
コンビ・パワー
1番気に入ったコンビ。
ハナコでは岡部と秋山の影に隠れがちな菊田だが、わたしは芸人味の薄い彼が好きだ。THE一般人を是とするかのような佇まい、芸人のネタに誰よりも大口をあけ手を叩き笑う様。見ているとどことなく肩の力が抜けて、ちょっと元気が出る。
パワーは淡路主導かと思ったが、菊田テイストのネタにまさかの全振り。シュールな音源と振り切ったパフォーマンスで芸風を確立。Hulu行きを幾度も回避し、放送ネタは3つ。最後の最後には〇を勝ち取り、即興ユニット選手権のトリをも務めた。
すだれ用釣り具も、シュールレアリズム~~~も、行儀が悪い菊田~~~、も大好き。笑った。淡路のサポートの才が遺憾なく発揮されたのもワンダフル。
トリオ・てっぺん
マヂラブ野田の漫画テイストのネタを軸に、錦鯉長谷川のおバカなボケ、シソンヌ長谷川のスタンダードなツッコミ。何とも相性のよいトリオである。1番好きなネタは島忠デビル。気持ちよく笑わせてもらった。さすが賞レースチャンピオン。
コンビ・同窓会
寝ちゃった猫は、画(え)としても、世界観としても、秀逸すぎる。
おじさんと猫だよ?可愛いじゃんね。
トリオ・バンジージャンプ
ラップバンドネタ1本で貫き、同窓会とコラボまで披露。キャラがバラつく3人だが奇妙に調和していた。
他者に迎合しない(できない)パンサー尾形とシソンヌじろう。パーパーほしのの音圧が低い高音。熱量とノリさえあればネタは完成するという、完璧な事例。
コンビ・コスモス、愛人
きつね大津を「ガチの嫌われ者」と称する蛙亭イワクラが、ソファーに寝ころび大津の背に足をのせるのを見て、どこかホッとする。
2組とも女性に花を持たせるのが上手い。さすが男女コンビの蛙亭中野と、プロデュース力に定評のある大津だ。
「こう見えても奥さんいるんで」言う中野。意外に男らしく、演技力があり、体も張れるので、最近私の中の中野株価が急上昇中。蛙亭の「じゃない方」では決してないのだ。
コンビ・ヤング
コンビAを引き、ネタ見せトップバッターを務め、静止画ネタも見せてくる。即興ネタなのに完成度高すぎないか。
「沖縄実家だからいいや!」のワードセンス然り、木切れ選びに実況する間合い然り、小汚い泥棒と冷静な警察官というキャラ付け然り。有吉が言う通り、確かにこの2人「ずるい」
コンビ・譲り合い
放送ネタこそ少なかったものの、「青空~~~♪♪」が好きすぎる。森三中黒沢と三四郎相田のキュートさがうざくて花丸すぎる。
トリオ・おもしろ4人組
とにかく明るい安村の、刹那のネタにかける熱量の恐ろしさよ。巻末の2人に突如召喚されオチ担当になる映像は、まさに即興の醍醐味。さらば森田の皮肉がもっと見たかった。
トリオ・おっちょこちょいちょいズ
ツッコミ、小ボケ、大ボケのバランスが非常に取れていた。後輩の四千頭身都築が、癖のある同期2人(ジャンポケ太田・ジェラードン西本)に翻弄される図に好感。都築の身体能力、体を張る意気、コミュ力の高さが発揮されていて、わたしはちょっと嬉しい。都築はもっと評価されてほしい、先輩に絡んで前に出てきてほしい。
コンビ・トレインスポッティング
「なんか村上が気に入らない」の一言で、×評価をエンタメにする有吉のすごさ。マヂカルラブリー村上とハナコ秋山が、汗臭くバタバタしてる様がいい。パンダ好きだよ。
トム・ブラウンの2人
2人が配属された両グループとも、ネタがトム・ブラウンに侵食されていた。恐怖。
即興ユニットらしいネタも見たかったが、これぞトム・ブラウン。
ブレイクアーティスト選手権は2組とも大のお気に入り。
おたから塚歌劇団 うめ組「チェンジ・ザ・クロス」
阿佐ヶ谷姉妹えりこの歌唱力大爆発。低めの発声と、溜めのあるダンスが優雅。また、サビ前の「さあ!」「いざ!」の呼び水が、勇ましくて好き。
えりこはワイルド紳士、阿佐ヶ谷姉妹みほはやんちゃ系、ヒコロヒーは穏やか王子、新メンバー吉住はスマート、あいなぷぅは小動物な姫。設定が出来すぎている。
ぜひフルバージョンで歌をお聞かせいただきたい。「武道館2回目があるなら、元宝塚の皆さまをゲストに迎えて歌ってほしい」というYouTubeコメントよ、貴方は神か。次回作にもさらに期待したい。
SOBBA「二文字のあれ」
まんまABBA。それがよい。
歌の内容ではなく、長谷川のリアクション(ばばばばばばばば)で笑わせに来るのがずるい。YouTube動画ではスタッフの編集と、長谷川いじりが光る。ぜひ皆さまも無限長谷川してほしい。
優勝ユニット発表
「【特別編】優勝はどのユニットに?即興ユニットの壁!優勝者発表!【有吉の壁】」と題した動画。
即興ユニットの壁MVPを発表している。
ネタバレ感想
MVPはバンジージャンプ。即興ユニットらしいまとまりの無さ、爆発力が新鮮だった。誰一人「NO」を口にせず、退かぬ、媚びぬ、省みぬを体現。再結成が望まれる。
パワー激推しだったので、2人のコメントは嬉しかった。
菊田
すっごい楽しくて…
今日初めて、スベるってこんなに悔しいんだなって…初めてわかりました
淡路
本当に僕ら、今日ちょっとだけ面白くなれました
別天地で悔しさや喜びを知り、また一つ強くなって帰郷する勇者たち。漫画か!
笑いあり、ちょっと感動ありで、番組放送後まで楽しませてくれる有吉の壁。これからも追いかけていきたい。
huluで見逃し配信してるらしいので、気になった方はこちらから↓