書きたい分だけ書くブログ

冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

むかいの喋り方を聞き始めました

CBCラジオ、むかいの喋り方を聞き始めた。

むかいの喋り方は、お笑い芸人トリオ・パンサーの向井慧さんがパーソナリティをつとめるラジオ番組だ。ラジオから離れていたけど、いやめっちゃ楽しく視聴させていただいている。

 

聞くきっかけになったのは、TV番組・有吉の壁だ。

お笑い芸人が毎回体を張って、有吉のお笑いの壁を超えていくという番組、有吉の壁。そのYouTubeチャンネルに「〇〇のバス」という企画がある。有吉の壁出演者がロケ地へと向かう道中、ロケバス内で撮影しているというラジオ企画だ。

ラジオなのでもちろん動画はなく、スタッフ竹内さんこだわりの字幕、写真、そして音声のみで綴られる。

ファンは裏話が聞けて嬉しい、ほぼ音声のみなので作業中にも聞ける、という視聴者ニーズに応えた人気企画で、7月下旬現在で第14弾まで公開されている。

そんな「〇〇のバス」の司会を務めていたのが、むかいの喋り方のMCである向井さんであった。

 

「〇〇のバス」第1回目の出演者が「ラジオ番組を持っている壁芸人」というくくりだったこともあり、そこで初めて、向井さんがラジオをされていることを知った。

最初は「ふーん、向井さんなんだ。わかるわかる」くらいで見ていた。

有吉の壁に「一般人の壁」というコーナーがある。一般施設にお笑い芸人が潜み、色んなシチュエーションのコントや一発芸を見せていく。有吉さんが気に入ったら○が出て、ポイント加点。気に入らなかったら✗が出るというもの。

このコーナーの面白い特徴として、事務所やコンビの垣根を超えてメンバーを組める、というのがある。その中でも向井さんは、とにかくツッコミ役を頼まれることが多い印象だった。

ボケ担当の芸人2〜3人と、ツッコミ役の向井さん、というシチュエーションの安定感たるや。導入からオチまできれいに流れて行き、○が出ても、✗が出ても、場が盛り上がる。向井さんのツッコミは、有吉の壁に出演している全ボケ芸人を優しく包み込んでいる。

だから「○○のバス」MCが向井さんなら、安心感もあるし当然だろうなと思っていた。

 

が、「〇〇のバス」を見続ければ見続ける程、向井さんのMCに惹かれるようになる。

とにかく回しが上手い。大暴れする芸人さんも上手くいなすし、きちんと全メンバーに均一に話題をふってくれ、良さを引き出してくれる。(壁メンバー同士、信頼感があるという点も、もちろんあると思うが)場がガチャついた時には大声で場に喝を入れて、話題を切り替えてくれる。道路の交通整理をしてくれているかのように、トークが聞きやすい。

 

「○○のバス」面白いな、ずっと聞いていたいな。

でもYouTubeの動画は全部聞き終わってしまった。耳が寂しい。

そんなときに会ってしまったのだ、むかいの喋り方に。聞くよね。

 

むかいの喋り方は基本的に向井さんの1人ラジオだ。

日常や仕事の話から始まり、ラジオ番組らしい企画コーナーや、お便り紹介コーナーなど盛り沢山の2時間20分である。

向井さんはお笑いがとにかく好きで、芸人さんや仕事の話題をよく話してくれる。「お笑い芸人の話をするお笑い芸人」が好きな自分としては、非常に聴き応えがある。ありがたい。

また、漫画や映画、動画、人、娯楽、ポップカルチャーについて楽しそうに語る様子も、思わず耳が引き込まれる。楽しいことを楽しい!と表現する姿は、意外とミーハーだなとも感じるけれど、すごくパワフルでタフだ。元気をもらえる。

 

ラジオを聞く習慣から随分離れていたので、この番組に出会えて嬉しく思う。週に1度の楽しみを大事にしていきたいし、向井さんには末永く番組を続けてもらいたいものである。