書きたい分だけ書くブログ

冗長な戯言(たわごと)をつらつらと

不調な朝の白い眠り

今日は朝からすこぶる不調だった。胸が圧迫される心地がして、何故かはわからぬが気持ちが沈むような感じ。

窓越しにしとしと雨音がしたので低気圧が理由かもしれない。

休日に1人の時間がなく、動きっぱなしで疲れが取れてないからかもしれない。

朝からブログを書いて、文章の下手さ、執筆の遅さに辟易したからかもしれない。上手く書かねばという欲が出てきて、しんどい。キーボードの上で手が止まるたび、自分を叱咤してしまう。

ぐぐぐぅ、と眉間に皺をよせ我慢することで、体を支える。

朝の雑事のあと、ふと田中圭一さんの著書「うつヌケ」を手に取っていた。この本に頼るときは相当”下がっている”。

 

オカメインコのかごの横でクッションに腰かけ、パラパラとページをめくる。

ウツを抜けた人たちの体験談を漫画形式でつづった「うつヌケ」。紆余曲折ある彼らの人生を眺める。漫画の台詞全体にぼんやりと温かみを感じる。

隣ではオカメインコがぽりぽり音をたてながら、餌のペレットを食べていた。音が可愛い。

そうしているうちに体が弛緩してきたのか泣きたくなった。

布団に横になったら目からたらり、たらりと水がつたった。たれる理由は未だによくわからなかったが、そのままにしておいた。

1人で横たわるのに我慢できなくなったら、旦那を呼んで励ましてもらった。いつものことなので、旦那はそれほど動揺していないように見えた。

脱力で脳がふわふわとしてきたので、少し二度寝した。

 

今までの人生、自分を責める癖に悩まされてきた。

不調なときこそ癖は増長するが、今日の二度寝は少し違った。

よく頑張ってるよ、泣けてよかったよ、寝るの気持ちよいよ。と、目をつぶった心地よさにまかせて己を慰めた。

自分の声や透明な夢のようなものを見たり想像したりするうち、全身がぐったりして、しばしの眠りに落ちた。このあと仕事なのに。異様に安らかだった。

横たわる様子を絵にするなら、わたしは0.4ミリの黒ペンで端的に縁取られて、キャンパス全体がオフホワイトのべた塗り。真っ白な眠り。野心も夢もこれからも過去もない、現在にだけ横たわる無の眠り。

 

目が覚めたらもう活動時刻だった。完全なる不調からは脱却できたので、仕事に出かけ、何だかんだ今日を乗り切った。

 

体を動かしているうちに「うつヌケ」を手にした心地なんて忘れ去る。そんなことはわかっている。

けれど静から動に移行する合間には、朝の白い眠りのようなひとときが必要だ。天秤がどちらかに極端に振れたのを0に戻す。分銅をそっとピンセットでつまむような時間が。

 

夜。こうしてまたブログを書いていると、再び不甲斐なさが襲ってきた。胸もまた圧迫されてきて、苦しい。自分の気持ちをもっと正確に、表情豊かに表せたらいいのに。口下手な人間はブログでも口下手なのか。悔しい。

文章力のあるブロガーさんの文字に触れ、無駄に焦っているんだろう。ブログとのつきあいはたぶんまだ続く。自分とブログを本気で嫌いになる前に、書いて休もう。たぶん朝の不調が戻ってきているのだから。

 

まとまりのない文章になってしまったが、そのままにしておく。

また、ブログのタグに「調子の悪い日」も追加した。

不調期・低長期に、今日のようなとりとめのない文章を読みたくなる日もあるだろうし、気分が優れない日の記録が、誰かの役に立つこともあるかもしれない。

読まれなくても、まぁいいかと思える文章の蓄積。皆さん適当に読んでください。わたしも無理せずにいきます。