旦那と2人で、協力プレイアクションゲーム「It's Takes Two」を遊んでいます。
なかなか楽しいので感想を綴っていく。
※ブログ前半はネタバレなし。後半でネタバレありの率直な感想を呟きます。
ストーリー
主人公は夫婦であるコーディとメイ。彼らの関係は冷え切っていて、離婚待ったなしの状態。
娘のローズは、顔を合わせるたび喧嘩する両親を見て、いつか仲直りしてほしいと願いをこめ、2人に似せた人形をつくる。
するとあら不思議。気づくと、コーディとメイはローズがつくった人形そのものになっていた。
戸惑う彼らの前に、謎に包まれた魔法の本が現れる。
2人は元の体に戻るため、そして「絆」を取り戻すため、不思議な冒険に旅立つ。
ゲームシステム
基本はアクションゲームだが、何より特徴的なのが2人専用協力ゲームという点。
1人がコーディ、1人がメイを担当し、お互いに協力しあいながら進んでいく。
ステージごとに特殊能力が備わり、操作性や役割が変化するのも楽しい。
オープンワールド風に広大なステージを自由に散策できるが、一方通行なので迷う心配はない。
アクション中に画面がグルグル回ったり、いきなり横スクロール風になったり、まるで映画の中に飛び込んだかのような臨場感。
趣向を凝らした神がかり演出連発なのに、世界観が統一されていて、飽きない。
ゲーム自体の難易度は、アクションゲームが苦手なわたしでも完走できるレベル。
しんどい場面もあったが、敵のパターンを覚え、相方と協力できればきちんとクリアできる。
ストーリーはやや大ざっぱ。ツッコミどころ満載で軽快に進んでいき、なかなかのボリューム感である。
ネタバレなしの感想
まだプレイ中だが、満足感がすごい。
アクションが苦手なので、トライ&エラーの連続で挫けそうになるが、それ以上にゲームの世界観・演出がよい。次はどんなことが起こるんだろう!とずっとワクワクしていられる。
我々は自宅で肩をつきあわせて遊んでいるので、相談しながら遊べるのが嬉しい。主人公が夫婦というのは珍しくはなかろうか。マリオは兄弟だけど。他にあるのかな、夫婦主役のゲーム。
旦那がコーディ、わたしがメイを担当しているが、キャラの見た目が微妙にわたしたちに似ていておかしい。彼らがゲーム内で喧嘩するさまを見て反面教師にしたり、「ほら、ゲームもこう言ってるでしょ!」と主張を代弁してもらったり。夫婦ゆえ、共感が深くなるゲームなので、全国の夫婦(男女でも男男でも女女でもよい)に遊んでみてほしいね!!
ツッコミどころあるし、途中で泣きそうになったりするけど、操作性含めいいゲームだと思う。ぜひ遊んでみてほしい。
さて、ワンクッションおいてネタバレありの感想を綴る。
内容は上記で語った、泣きそうになった件について。
誰かに共感してほしいので、個人的にはぜひ読んでみてほしいけど、ネタバレを控えたい方はここでお戻りくださいまし。
ネタバレありの感想
あのねぇ、すんごい辛いシーンがあったのよ。
あるステージでね、コーディとメイが元の体に戻るためというお題目で、娘のローズが大切にしている象の人形を壊さなきゃならないの。
象の人形はすごく優しい子で、「どうしてそんなことするの!?仲良くしようよ!」って必死に抵抗するの。コーディたちが手荒な真似をしても、手をあげたりはけしてしないの。そんな健気な子を、2人はずるずる引っ張って、ついには高台から突き落とすの。
突き落としたその瞬間、象は最後の力を振り絞って、台の端にしがみつくの。
そこでプレイヤーであるわたしたちは何を要求されると思う?
心優しい象を突き落とすため、ボタン連打を求められるの。
わたしが連打すればするほど、象の手の力は弱まっていく、連打すればするほど、すればするほど、すればするほど……そして象は………
こんなことさせんなよ!!!!!!
こんな罪のない、平和主義な象さんを、わたしは突き落としたくないよ!!!!
やらなきゃゲーム進まないからやったけどさ!!!!
正直ボタン連打しながらボロボロ泣いたよ!!!!
ひどいよ運営…
どうしてあいつらの罪の片棒を担がせるんだ……
ストーリーがツッコミどころ満載なので、コーディとメイへの感情移入が100%できたかといえば否。特に象さんのシーンはね…共感してたまるかっての。
あまりにも悲しかったけど、きっとラストには彼らが全ての行いを地球にめり込み二度と浮かび上がってこれなくなるほど反省し、ハッピーエンドになると信じて、今プレイをしている。
ちょっと言い過ぎたけど、ここ以外のシーンはまだジョークとして許容できました。個人的主観ですが。
次から次に変化する世界はとにかく楽しいし、夢中になっちゃうけど、ここのシーンだけはマジで心に傷を受けるので……みんな注意してよね!!!!!
2人で挑んでなきゃ、挫けてたかもしんない!
そうか、プレイヤーもいつの間にか、絆を試されていたんだ…
全く…とんでもないゲームだぜ…!!!